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【派遣】派遣社員が損害賠償を請求される5つのケース。

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お疲れ様です。

大手人材サービス会社で法務をやっている新一です。

 

今日は、自社の派遣社員に損害賠償を請求する方法について書いていきたいと思います。

 

というのも、今日派遣社員に損害賠償をするためです。

しかもその額

 

200万円以上!

稼いだ額越えてますよね。

損害額がまだ固まっていないので、これから増える可能性はとても高いです。

 

理由は言えませんが、たくさんの派遣社員がいますので、問題起こしちゃう人とかもいるんですよ。

そこで今日は派遣社員の方が知りたいであろう、派遣会社から損害賠償を請求される5つのケースを紹介します。

 

1.お金や商品の横領

・損害賠償を請求される可能性…100%

・請求される損害額の予想…全額

 

お金や商品の横領とかは犯罪ですし、ミスではないので、ほぼ100%の確率で損害賠償を請求されます。

しかも、何割、とかではなく全額請求します。

 

・お金の紛失の場合は、わざとでなければ全額の請求はされないかもしれません。

例えば、銀行でお金をおろしたが、おろしたお金を銀行(ATM等)においてきてしまい、取りに戻ったがもうなくなっていた場合等。

・損害賠償を請求される可能性…約50%

・請求される損害額の予想…3割程度の見込み

 

この場合は、わざとではないですし、犯罪でもないので、損害賠償を請求される可能性は半々くらいです。また、その程度は3割前後が一般的です。

 

2.わざと会社の情報をコピーして持ち出したり、漏えいした場合

・損害賠償を請求される可能性…ほぼ100%

・請求される損害額の予想…全額

・こちらは犯罪に該当するおそれがある行為なので、損害賠償を請求される可能性はほぼ100%です。

絶対やめた方がいいです。

しかも、派遣を辞めても派遣会社から何度も連絡が来て、流出した情報を削除するよう言われます。

情報漏えいは企業に致命傷を与えますので、派遣就業をさせていた派遣会社は派遣先からめっちゃ圧力かけられます。

そのため漏えいした情報がさらに漏えいしないように、情報の把握と、回収に必死になります。

また、情報漏えいにより損害が発生した場合は、派遣会社は派遣先に損害を賠償する義務があります。

そしては、派遣会社が派遣先に支払った損害は、派遣社員に請求します。

絶対やめた方がいいです。

USB等にコピーしたり、ノートにメモしたりするのも絶対だめです。

 

3.暴力事件

・損害賠償を請求される可能性…ほぼ100%

・請求される損害額の予想…全額

 

暴力も犯罪(暴行罪が成立しますし、ケガをさせれば傷害罪に該当します。)ですのでほぼ100%の確率で損害賠償を請求されます。

しかも、何割、とかではなく全額請求します。

さらにさらに、窃盗とか横領とかであれば、窃盗・横領が発生するような体制・管理をしていた派遣先にも落ち度(過失といいます)があるといえることが多いのですが、暴行だと突発的なことが多く、防ぎにくいため、派遣先に過失があるといえることがなかなか無く、派遣会社は発生した損害の全てを支払うことになるケースが多いです。

そうすると、発生した損害が治療費・慰謝料込で200万円の場合、派遣会社は被害者が社員であればその社員、他人であればその他人に全額払います。

そして、支払った200万円全額を、暴行をした派遣社員に請求するということになります。

※窃盗・横領の場合は、例えば派遣先のお金を200万円横領したとします。そうすると、派遣先でもお金の管理体制が悪かったことが多いので、派遣会社は派遣先に100万円程度の支払いで済むことがあります(いわゆる「過失相殺」というものです)。この場合は、派遣会社の負担が100万円なので、派遣社員は、派遣会社に対し、発生した全損害である200万円の半分である100万円の支払いで済むのです。

しかし、暴行の場合は、派遣会社に過失があることが珍しいため過失相殺ができず、派遣会社は、発生した全損害まるまる派遣先に支払います。派遣社員は、派遣会社が負担した損害を支払わないとならないため、200万円を派遣会社に支払うことになります。

 

さらに、警察に取り調べを受ける可能性があります。

ちなみに、派遣社員に限りませんが、犯罪をした場合自分の会社は助けてくれませんので、弁護士を探すのも自分でする必要があります。

 

4.セクハラ

・損害賠償を請求される可能性…微妙です。被害者の心境、セクハラの程度、派遣会社の対応、派遣先の要望により大きく左右されますので。

・請求される損害額の予想…状況によりけりです。

・ちなみに、このセクハラが、犯罪に該当する場合には、派遣会社が示談等のために負担したお金があれば、その分の支払いは全額必要になります。

 

 

5.入館証などの貸与物を持ったままのバックレ

・損害賠償を請求される可能性…70%

・請求される損害額の予想…派遣先に与えた損害の額によります。

 

ちなみに、ただ単に仕事をバックれた程度(貸与物は返却ずみ)では損害賠償は請求されないです。

でも仕事バックれるのは、派遣先、派遣会社にとても迷惑なので、絶対にやめてください。もちろん次から仕事紹介しません。

ただ、仕事をバックれたということは個人情報なので、他の派遣会社に伝わることはないです。

 

 

6.今まさに損害賠償を請求しようとしています。

 

さて、

今回私は派遣社員から、200万円以上のお金を回収しないといけません。

理由は派遣社員の暴行事件です。

したがって、全額請求します(会社の方針より)。

 

これからすることは、

・住民票の確保

・家族構成、仕事の聞き込み→逃亡の可能性の検討

・本人の財産(預金、土地、家、車、保険…)の聞き込み

※今の段階では本人への聞き込み以外に方法がないでのです。

・家族構成、家族の財産の聞き込み
→本人にお金がないときは、代わりに家族が払ってくれるときがあるので、その確認です。

ちなみに、法律上家族が代わりに払わないといけない、ということはないです。
法律上は別の人間なので。

なので、家族が払ってくれるのは、法律上請求できるからではなく、家族が払わないと本人に損害賠償の債務がずっと残ることになるためや、破産することなってしまうからです。

 

さてさて

 

問題はどうやって聞くかですね。

 

今のところ正直に

「この事件はもともとあなたの起こしたことで、最初の対応として会社が代わりに払ってあげてるだけです。あなたには会社が負担した費用を支払う義務があります。」

っていうつもりです。

どうもありがとうございました。

 

S新一

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