ハラスメント・いじめ

【女性の派遣社員向け】派遣先でセクハラにあったときに泣き寝入りしないための6つの注意点

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大手の派遣会社で法務を経験していた新一です。

この前、セクハラの相談を受けました。

派遣先に限らないですが、セクハラは許せない行為ですよね。

自分は男なので被害者になったことはないのですが、品のない会話やセクハラのある会社では働きたくないです。

しっかり取り締まってほしいですし、被害にあった方が泣き寝入りしなくて済む世の中になってほしいです。

セクハラの相談は、とても多いわりに、派遣会社がしっかり対応できていないことが多いので、今日は「派遣先でセクハラを受けたときに泣き寝入りしないための注意点」について書いていきます。

私の経験上、同じ派遣先で働き続けるのはお勧めしないですが、ちゃんと謝罪・お金(現実的にお金で解決するしかないことが多いためです。。)をもらって、泣き寝入りしない方がいいと思います。

 

■注意点①:派遣先でセクハラを受けたら、誰に相談すればよいのか?まずは、信頼できる友達・家族・恋人がおすすめです。

セクハラを受けたときは、まずは信頼できる誰かに相談しましょう。

なぜかというと、事実の確認や、派遣会社の対応に時間がかかったりして思った以上に解決に進まないことが多くてつらいからです。

そして、派遣先に人に相談するのは辞めた方がいいです。

 

私の経験では、何かトラブルがあったときに派遣先の上司に相談してもいいことはないです。

なぜかというと、派遣先は派遣の人は派遣社員に関するトラブルに慣れてないからです。

 

そもそも、自分の会社の社員のトラブルでさえ、慣れてないことが多いです。

ましてや、派遣社員は派遣会社と雇用契約を結んでいて、自分の会社と契約しているわけではないため、派遣会社任せになりがちだからです。

 

また、派遣社員が「セクハラやパワハラを受けた」と主張した場合、決まづくなってしまったり、「めんどくさいことになった」と思われて、契約を更新してもらえないことがあるからです。

この場合派遣会社が悪いのに、派遣社員が契約更新されなくなってしまうという超理不尽なことになってしまうおそれがありますので、まず証拠と味方を集めましょう。

関連記事です。
法務をしていて、「派遣社員がハラスメントや派遣先でいじめにあった、ときはこうした方がいいな」と思ったことを書きました。
>>派遣先でパワハラを受けたら証拠集めをしてから労働局に相談しましょう。

>>派遣でいじめにあっても派遣先に相談してはいけない。

 

まとめると、相談する人は

まず、信頼できる友達・恋人・家族です。
理由は、気持ちと頭を整理するためです。

 

次に、派遣元の担当者です。

ただ、派遣会社の担当者は、派遣先には逆らえないことが多いです。

派遣先様様なので、「揉めたくない」とか、「ポジションに穴をあけたくない」と思っている可能性があり、ちゃんと対応してもらえない可能性があります。

しかし、派遣先と交渉するのは派遣会社のなので、ちゃんと派遣会社の担当者には相談しておく必要があります。

そこで、まず事実を整理して、セクハラといえる事実を証明できそうな証拠を集める必要があります。

 

ちなみに、担当者に相談すると、担当者自分で対応することがありますが、自分で対応できない場合は、担当者が担当者の上司に相談します。

そして、その上司(派遣元責任者のことが多いと思います)がリスクだと感じた場合は、コンプライアンス関係の部門に相談します。

そしてコンプライアンス関係の部門が、一時対応します。

コンプラインス部門の担当者は、随時自分の部門の上司や先輩に相談しながら検討して、営業担当のマネージャー(あたなの担当者の上司=マネージャーです)に伝えます。

そして、マネージャーが派遣社員に伝える、という形になること一般的です。

このように、派遣会社の中でもたくさんの連携がありますので、けっこう時間がかかります。

 

さらに、派遣会社がちゃんと対応しない場合は、

①労働局に相談する(※労働基準監督署ではないです。)

②弁護士・社労士等の専門家に相談する

という手段がありますが、この2つは大ごとになってしまって、仮に派遣先のセクハラが認められたとしても、同じ場所で働くのがつらい可能性があります。

なので、最終手段、という気持ちの方がいいと思います。

 

また、必ず次の派遣先を紹介してくれる保障はないので、次の派遣先を確保しておくか、配偶者の所得で生活できる・実家で働いている等、生活に係るお金に当面の心配がない場合でないとお勧めはできないです。

生活に関するお金確保については、注意点⑦に書きました。

関連する記事も書きましたので、参考に読んで頂ければ嬉しいです

>>いつ派遣先がなくなっても困らないようにする方法【多数登録・スキルアップ・その他】

>>【2019年6月版】元派遣会社の法務がおすすめする。登録するべき派遣会社まとめ

(派遣先又は派遣会社が悪いのに、生活に困るのはとても理不尽で辛いと思いますが、いいことはないのでいったん我慢した方がいいと思います)

 

ちなみに、行政に相談するときは、「労働局」というところに相談します。

専用の窓口があって、もちろん無料です。

各都道府県に、労働局がありまして、東京労働局、神奈川労働局、大阪労働局等、「●●県労働局」でグーグル調べると、連絡先を調べることができます。

窓口は、各都道府県によって微妙に違いますが、とりあえずどこかに電話して、「派遣社員です。派遣先でセクハラを受けたので相談したいです」と言えば、相談用の窓口につないでれくまれます。

 

 

■注意点②:どこからが「セクハラ」なのか?|派遣社員に対するセクハラの事例や派遣法を知っておくと心強いです。

(1)どこからが「セクハラ」なのか?

次に何が「セクハラ」なのか?という点や、派遣社員へのセクハラに関する法律について少しまとめます。

裁判をしない場合、話し合いで解決するため、「セクハラ」に言えるかどうかという点を証明して、裁判官等の第三者に証明(「『セクハラ』といえる事実があった」と確信を持ってもらうことです)する必要はないです。

しかし、

全く知らないと、話し合いがなかなか進まない可能性があります。

また、

「騒ぎすぎているめんどくさい人」と思われてしまい契約更新を拒否されてしまうリスクがあります。

このケースが結構多いので注意が必要です

 

そのため、最低限のことは知っておいた方が絶対しておいた方がいいです。

 

まず、「セクハラ」とは、

「職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者ががその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されること」をいいます。

この定義は、「男女雇用機会均等法」という法律の第11条に書いてあります。

大分範囲が広くて

「まだ結婚しないの」「髪がきれいだね」等という世間話でも、対象になるといわれています。

 

また、典型的には次のような行為があります。

①言葉によるもの
・性的な冗談やからかい

・食事・デートへの執拗な誘い

・意図的に性的なうわさを流す

・性的な体験等を訪ねる

②視覚によるもの

・ヌードポスターを掲示する

・わいせつ図画を頒布する

そして、「セクハラが行われたかどうか」は、

一般的な女性労働者の感じ方、または男性労働者の感じ方を基準に判断します。

とはいえ、「一般的な」って、誰が決めるのだろうか?という疑問を持つと思います。

これは、最終的に裁判で、その裁判の裁判官が決めます。

とはいえ、ほとんどの場合は、派遣会社の担当者(法務から助言を受けてます)と派遣先とで話をして、「確かにこれはひどい」と思われた場合には「セクハラ」として扱うので、「『一般的な』って誰が決めるの?」という点は、問題にはならないです。

 

■注意点③:セクハラを証明できる証拠を集めましょう。派遣社員という立場上、慎重に証拠集めした方がいいです。

 

続いて注意点③

「セクハラを証明できる証拠を集めましょう」です。

注意点②でも書きましたが、

セクハラがあったことを示すことができないと、「過剰に反応するめんどくさい人」という烙印を押されてしまいます。

これは本当に注意です。

 

そのためセクハラがあったと思ってもらえるような証拠を集めましょう。

例えば、こんなものです。

・LINEやメールに送られてきたメッセージ…これが一番強いと思います。理由は、会社の場合、友人関係や上下関係などがあり証言してもらえない可能性がありますし、自分のメモや日記だと、被害者が書いたものなので信じてもらえない可能性があるためです。

・見ていた人の証言…証言してくれる人がいるなら強い証拠です。

・自分のメモ…自分が書くものなので、信頼してもらえるようにするために、日時、場所、話の内容、周囲の状況等、とにかく細かく書いた方がいいです。

 

このような証拠とをもとに、派遣会社に相談すると、本当にセクハラがあったと信じてもらえるので、ちゃんと対応してもらえます。

ちなみに、ここまでしてもちゃんと対応してくれない場合は、証拠を持って労働局に行った方がいいです。

そうすると、労働局から派遣会社に電話がきて、話し合いをすることになります。

 

■注意点④:「気持ちを主張することは悪いことではない」と認識する。派遣社員がセクハラを主張して、ちゃんと対応してもらえたこともありました。

次に、セクハラの被害にあった場合の注意点は、

「セクハラの被害にあった自分の気持ちを主張することは悪いことではない」と認識することです。

というかむしろ当然の権利です。

私だってセクハラの被害にあった社員の気持ちをちゃんと聞き取り、事実を確認して、しかるべき対応をしない会社では働きたくないですし。

ただ、繰り返しですが証拠が揃わない場合は、まずは証拠を集めた方がいいです。

証拠がないと、派遣会社も労働局もなかなか動けないですし、「過剰に反応している人」と思われると、本当に不利です。

とはいえ、実際に自分が揃えた証拠で十分か自信がないときは、友達や家族に相談したり、派遣会社の担当者に相談(この時点では、謝罪とかを求めないで、「こういうことがあってお困ってます」というくらいの温度感がいいと思います)して大丈夫です。

 

 

■注意点⑤:泣き寝入りしちゃだめ!「派遣会社のせいで勤務できない!給料はもらう権利があるはず!」と主張していいです。

注意点④と似てますが

もし、派遣会社や派遣先が就業するのは拒否した場合は、給料をもらうことができます。

また、セクハラのせいで精神的に働くことができなくなった場合は、セクハラがあったことを理解してもらえているなら、そのことを派遣会社に伝えて大丈夫です。

また、私の知っているケースで、セクハラをした人が別の部署に異動させられて、被害にあった派遣社員の方と別のフロアに移動することになったケースがありました。

多くは、加害者と会わなくて済むように移動などの措置を採る、示談をする、別の派遣先を紹介してもらう、という対応の組み合わせになることが多いです。

 

また、自分はもう行きたくないと思っていても、「このまま仕事したいです」取っておいた方得です。

理由は、「本当はその派遣先働きたいのに派遣会社のせいで、働けなくなった。」といえるためです。

派遣会社が悪くて働けなくなった場合は、給料は満額もらえます。

よく給料手当で解決するケースがありますが、派遣会社の判断で派遣先で働けなくなった場合は、休業手当ではなく、給料満額をもらえるので覚えておくといいです。

 

自分の方から、「休ませてください」とか、「辞めさせてください」といってしまうと、休業手当すら払わなくてもらえない場合がありますので、注意してください。

 

■注意点⑥:どんなに派遣先が悪くても、次の仕事を確保する。

セクハラを受けた職場で働くことはあたなにとってもよくないです。

仕事に間を空けるのはよくないですが、謝罪をさせて、示談とかが成立した場合は、別の派遣先に行った方がいいと思います。

「なんで私が被害者なのに私が出ていかなくちゃならないんだ!!」

とおっしゃる方がいらっしゃいました。

おっしゃる通りだと思うのですが、

どんなに派遣先が悪くても、その派遣先の意識や文化を変えるのはとても難しいです。

普通の会社もそうです。

私だったら、セクハラやパワハラが横行しているような会社は行きたくないので辞めます。

そういう会社で働いている人は、基本的に下品な人が多いので、通い続けるとあなたに悪影響だと思います。

「派遣先が悪い」という点は、お金と謝罪に反映させるくらいしかできないことがほとんどです。

 

ちなみに、「今の会社は時給がいい」という場合があると思いますが、派遣会社と示談できそうなときは、同じ時給の派遣先を紹介するように求めることもありです。

 

また、別の派遣会社を使って、お仕事を探すのもありです(一時的でいいので、すぐ決まりそうなところにしましょう)

 

おすすめの派遣会社についてまとめた記事です。
>>【2019年6月版】元派遣会社の法務がおすすめする。登録するべき派遣会社まとめ

 

他に生活費を稼ぐ方法として、アルバイトをするものありです。ただ、派遣でフルタイムで働く方が金額は多いので、あなたが世帯主の場合か、一人暮らしの場合は派遣の方がいいと思います。

 

■まとめ

最後に、派遣先でセクハラにあったときに泣き寝入りしないための注意点のまとめです

 

①派遣先でセクハラを受けたら、まずは、信頼できる友達・家族・恋人の誰かに相談する。

・最初に派遣先に相談するのは、リスク有り

 

②派遣社員に対するセクハラに関して、最低限の法律を勉強しておく。

 

③セクハラがあったと思ってもらえるような証拠を集める

・証拠がないと、「過剰に反応している人」と思われる可能性があります。そう思われると、契約更新されなくなってしまうリスクがあります。

 

④どんなに派遣先が悪くても、契約更新にこだらず、次の仕事を確保する。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

S新一

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